背景と目的
新型コロナウィルスの影響でオフラインイベントの実施が困難となった今、オンラインイベントの開催機会が増加しています。今回、その実態についてヒアリングし、効果的なオンラインイベントの開催方法を調査するためにアンケートを実施しました。
実施概要
- Facebook/Twitter等による呼びかけ
- 回収期間:2020/04/19〜04/25
- 回答数:218件
Q1 -開催曜日について
「どちらでも良い」+「平日希望」が9割弱
Q2 - 開始時間について(複数回答可)
18時以降開始希望が多数
Q3 - オンラインイベントに参加する際に気になる点を 教えてください。(複数回答可)
家族や子供がいる、個室がないとオンラインで参加する環境が気になる
Q4 - 懇親会について
72%が懇親会を希望
Q5 - 懇親会の時の顔出しについて
76.6%が顔を表示することを希望
Q6 - 性別を教えてください
男性:77.5%
女性:22%
答えない:0.5%
Q7 - オンラインイベントにおいて困っていること、ご要望、ご意見を何でもどうぞ!!(一部抜粋)
- 参加者全員が同じリテラシーがあるわけではないので入りやすい環境を作る方法
- オンラインイベントにおいて、、ではないですが、イベントや勉強会を通じて「新しい人と知り合うこと」が非常に難しくなったというのが今の悩みです。
- 途中、退出入出来ると助かります
- 個室があっても家族が寝ていたり、起きていたり、気をつかいながらなのでオフラインと違って疲労度が高い気がします。子育て世代にとってはオンラインで時間的制約からは解放されたものの、場所的制約がの方が強くなってしまって参加しにくくなってしまったのが残念。
- 部屋が片付くのが良い。在宅だけど、メイクするのが良い。自分の好みとペースにあわせて飲み物食べ物が選べるのが良い。世界中誰とでも出来るのがよい。終わったあと、余韻がないのがさみしい。
- やたらと気が合うメンバーを突然見つけ出すのが大変(基本パブリックトークでローカルトークがないから?)
- 終業後や土日に、自主参加と言う形でイベントがあると、会社に了承取りやすいです!(平日に参加すると、理由を伝えるのが面倒なので)
アンケートから浮かぶオンラインイベントの課題と対策
課題 1:環境
住居環境/家庭環境によって、オンラインイベントに参加しづらい層も一定数存在する。イベントの目的によって曜日・時間を検討。
課題 2:オンラインリテラシー
主催者、参加者ともに最低限のオンラインリテラシーを必要とする。事前の準備にこれまで以上に配慮する必要がある。
課題 3:つながり(交流)
オフラインのような繋がりの実現はまだ難しいという状況。また3割近くの方が交流会を必要ないと回答していることも分かった。また人数が増えると一度に会話するのが難しいということもあり少人数グループに分けて交流をするなどの工夫も必要。
御礼
この度は200件以上と大変多くの方からアンケートのご回答をいただきました。お忙しいなか、ご協力いただきありがとうございました!
想定していた結果だけでなく、様々なご意見や気づきを得ることができました。
日々変化する状況のなか、オンラインに対する姿勢やツールの発展も進むかもしれません。その際はまた機会をいただければと思います。
今回のアンケートが、少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
グラフ入りの報告書はこちらからダウンロード可能です。
調査実施者
ストックマーク株式会社 中野 秀子
スプライングローバル株式会社 藤松 良夫
合同会社Obu 小父内 信也